『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(21)

 「セラッ!!」  「世羅子っ!!」  セラが教会に戻ってきた。 トキロウとローザはセラが教会に戻ってきたのを見て、安堵の表情を浮かべた。 暴君カグラを倒せる可能性のある、ただ一人の存在『奇跡の力を持つ少女 セラ』が戻ってきたのだ。 圧倒的な力を持つカグラの前に、絶望すら感じていた二人だったが、セラが戻ってきた事で希望が見えた。 セラならきっとカグラを倒してくれるはずだ!!  セラは急いで…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(20)

 ローザの指輪から放たれた不思議な光が、カグラの『催眠法力』で生み出した黒い巨人の攻撃からローザを守った。 「この指輪の力は一体......?」ローザは光り輝く指輪を不思議そうに見つめていた。 この指輪にこのような秘めた力があるとは知らなかった。   フェアリー家に代々伝わる家宝としか聞いていない。 ローザも亡くなった母親から形見として受け継いだものだった。 指輪の輝きを見ていると、ローザは子…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(19)

 ローザはトキロウを守る為にカグラと戦う決意を固めた。 セラとトキロウという新しい家族の為に...... 二人の未来の為にローザはカグラとの戦いに挑む。 しかし、ローザは足が震えていた。 ローザ自身、人と争う、戦うといった経験は今までしたことが無かった。 人と争ったり、戦ったりする事は平和を愛するローザにとって、最も忌み嫌うものだったからだ。 人は誰しもが平和を願い、争いなど求めていないと信じて…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(18)

 カグラの催眠術で操られた町の住民たちはセラを取り囲んだ。 囲まれたセラには何処にも逃げ場が無かった。   「みんな目を覚ましてっ!!」セラが町の住民たちに向かって必死に叫ぶも、操られた住民達の耳には全く届いていなかった。 皆、無表情のままセラに向かって来る。 町の住民達は完全にカグラの催眠術の支配下に置かれていた。  (町の人たち全員がカグラの催眠術にかけられているということは、カグラは随…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(17)

 突如、ローザたちの前に姿を現した人物は、トキロウの母親である『姫美島 カグラ』であった。   「かあさん......? まさか、この女性が...... トキロウさんの母親であるカグラ?!」トキロウの言葉を聞いて、ローザは女性の正体がトキロウの母親である『姫美島 カグラ』であると知り、驚きを隠せなかった。  驚くトキロウとローザを他所に、カグラは澄ました表情をして落ち着いた様子だった。 カグ…

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久しぶりの短編小説!!

 『催眠魔女の虜』のファンの皆様、こんばんは!! 作者のクーガです!!  最近はようやく残暑も収まり、少し秋の気配を感じるようになりましたね。 皆様はいかがお過ごしでしょうか?  クーガは最近は小説の制作と動画制作に明け暮れております。 新しい動画も完成しているのですが、この動画は『悪女たちの催眠術』シリーズに関係する動画なので、次回の第三弾と一緒に発表しようと思ってますので、もう少しお待ち…

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短編小説 『キャンのエッチな催眠良い子教育!!』

 「おら!! 早く金を出すんだよ!!痛い目にあいたいのかっ?!」女番長の『お新』が気の弱そうな男子生徒から、脅して金を巻き上げていた。 『お新』の素行の悪さは有名で、その存在は学校の教師も恐れているほどだった。  「なんだよ...... たったこれぽっちかよ? こんなんじゃ全然足りねぇんだよ!! オラ!! 舐めてんのか!!」お新は大した金額を持っていなかった男子生徒に腹を立て、男子生徒に暴行を…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(16)

 「お帰りなさい。 あれ、お父さんは?」チーズ職人の妻は町へ戻り、家に帰ってきた。 家には娘がいたが、妻だけが帰ってきたことを不思議に思った。  「............」妻は何も語らなかった。 家に帰っても黙ったままで、ジッと娘を見ていた。  「どうしたのママ? 何か様子が変よ......」母親の様子がおかしい...... まるで別人の様になってしまっている。 娘は言いようのない不安を感…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(15)

 いつものように二人の小屋へとやってきたローザ。 今日はトキロウの家庭教師をする予定の日であった。 扉をノックしてから開けると、トキロウは椅子に座っており、椅子に座っているトキロウの前にはセラが立っていた。   ちょうどセラがトキロウに催眠術をかけている最中だった。 これは二人が日課としているもので、トキロウの病の治療の一巻としてセラが行っている。  セラは座っているトキロウの眼前で、その細…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(14)

 「カグラ様...... あの町の人間を捕らえて参りました」部下が町のチーズ職人とその妻の二人を捕らえ、カグラの元に連れてきた。 チーズ職人夫妻は首都にチーズを納めにきたところをカグラの部下に捕まり連れてこられた。 捕らえられたチーズ職人夫妻は縛り上げられ、カグラの前で跪かされていた。  「ご苦労...... 流石に仕事が早いな......」カグラは扇子で扇ぎながら悠然と構えていた。  「恐…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(13)

 「お待ちしておりました、カグラ様」ヨーロッパに到着したカグラを部下が出迎えた。   「出迎えご苦労......」カグラは部下に労えの言葉をかけるとあたりを見回した。 そして何やら思いをはせている様子だった。  「いかがされましたか、カグラ様?」  「ふっ...... 大した国ではないな...... わざわざこんな国まで私がやってくるハメになるとは何の因果か...... これも『姫美島』の…

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動画第四弾!!

 こんばんは。 催眠魔女の虜の作者のクーガです!! 毎日、暑い日が続いて嫌になりますね(汗)  コロナの感染数もなかなか減らず、外出もままならない状況ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?...... クーガ的には海外出張が無くなったおかげで、ブログの更新や動画制作、小説制作などに専念出来るので良かったかなと(不謹慎)  動画の第四弾が完成いたしましたので、公開いたします!!   今回…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(12)

 「でも、セラのヒーリング能力のおかげで、トキロウさんの病気は改善したのでしょう? それなのにお母さんはセラを恐れたの?」  「僕は生まれた時から難病を患っていました。 医者の見立てでは成人までは生きられないだろうと...... 僕は子供の頃からずっと寝たきりで、ただ死を待つのみでした。 超常的な力を持つ僕の母でさえ、僕の病に対しては何もする事は出来なかったんです」  「母親としては辛かった…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(11)

 マザーとの会談から一週間が過ぎた。 町はいつもの静けさを取り戻し、ローザ、セラ、トキロウも普段の生活に戻っていた。   ローザは二日に一回、トキロウたちの元にやってきて、トキロウの家庭教師をしている。 なんだかんだあったが、セラもローザの家庭教師の件は認めてくれたようだった。 家庭教師の無い日は、先日セラが助けた少年の母親の看病に行っている。 少年一人では看病が難しい事もあり、ローザが看病の…

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動画第三弾!!

 催眠魔女の虜のファンの皆様、毎日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?  暑い日が続いておりますので、くれぐれも熱中症などには気をつけてください!!  さて、女性催眠術師の動画の第三弾が完成いたしましたので、ブログで公開させて頂きます!!   今回の動画のオープニングは人気ナンバーワンの『催眠魔術師 結城 冴子』です!! なぜ、冴子なのかと申しますと、今回の動画に登場す…

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動画第二弾!!

 こんにちは!! 催眠魔女の虜の作者のクーガです!!  催眠魔女のファンの皆様、連休はいかがお過ごしでしょうか? クーガは連休中も依頼された動画制作や、本業の肉体労働もありまして、全く休みがありません......(泣)  そんな社畜生活のクーガですが、暇を見ては女性催眠術師の動画をシコシコ、じゃなくてコツコツと編集しております(笑) やっぱり女性催眠術師で息抜きしないと、女性催眠術師フェチの…

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暑中見舞い申し上げます

 催眠魔女の虜をいつも見てくださいます皆様、作者のクーガです!!  ようやく、関東地方でも長い梅雨が明け、毎日暑い日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? コロナ禍の中の連日の暑さ、皆様くれぐれも体調にはお気をつけください。  最近は在宅勤務なども増えておりますが、クーガは肉体労働者なので、この暑さの中、毎日汗だくで仕事をしております(汗) ちょっとテレワークが羨ましいけど、…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(10)

 謎の言葉を口にした衛兵...... この衛兵は自分事を知っている。 そして自分を見る眼差しに見覚えがあった。  曲に合わせて優雅に踊るローザと衛兵...... 衛兵は踊り慣れているのか、慣れていないローザを上手くリードしていた。 愛おしそうにローザを見つめながら、軽やかにステップを踏んでいく。  「あなたは私を知っている...... あなたは一体誰ですか?」自分の事を知っているという衛兵の…

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『催眠聖女 ローザ・フェアリー』(9)

 歓迎の宴は町に唯一ある酒場で行われた。 町の大人の大半がこの宴に参加した。 町の名産品であるチーズ使った料理とお酒が並び、そして民族音楽を奏でながら踊り子が踊っている。 町は総出でマザーと王妃の訪問を歓迎していた。  町の人たちの暖かい歓迎を受けて、いつもは厳格で厳粛なマザーと王妃も今日の宴は和やかな雰囲気で参加していた。 町の人々と気軽に言葉を交わし、交流を深めている。   セラ、トキロ…

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「催眠聖女 ローザ・フェアリー」(8)

 マザー、アン王女との会談当日、セラとトキロウは前日から小屋ではなく、町の宿に宿泊していた。 セラは朝から美容師にヘアメイクをしてもらったり、ドレスアップの為の着付けなどを行う予定だった。  ローザも朝からマザーと王妃の出迎えなどで忙しかった。 町の人々もマザーと王妃が来ると聞いて、慌ただしくしていた。 何もしなくて良いとは言われてはいるが、やはり気が気ではなかった。  マザーとアン王妃を乗…

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