催眠道化師(完結)

 秀人と澪奈の二人は都心にある霊園を訪れた…… この霊園には澪奈の兄、『立花 晴彦』 が静かに眠っている……  霊園は都心にあるとは思えないほど静かな場所であり、この霊園には立花家の代々の墓があった。 晴彦はその立花家の代々の墓に埋葬されている。  「晴彦兄さん……」 二人は晴彦が眠る墓の前に着いた。 澪奈は兄の墓参りに来るのは久しぶりだった。  「お兄さん……」 秀人は初めて…

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短編小説 『催眠吸血鬼 カーミラ』

 (注意) この作品は残酷な描写がありますので、苦手な方はご遠慮ください。  『マインドブレイン・サイエンス社』 のアメリカ支社の本社がある都市、『ヒプノシティ』 …… 人口およそ80万人の全てが、『マインドブレイン・サイエンス社』 のグループ会社に勤めている従業員と、その家族で構成された都市である。  その都市の中央に高くそびえ立つ、『ヒプノタワー』 の最上階に、この都市の支配者で…

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催眠道化師(79)

 秀人、澪奈、坂崎の三人は事件解決以降、初めて三人で坂崎行きつけの焼き鳥屋に集まった。 秀人と澪奈は事件後、目の回るような忙しさだっただけに、久しぶりの息抜きといったところだった。  「いやぁ~~~…… 本当に忙しかったな…… あんなに報道陣に追い掛け回されるなんて二度とゴメンだよ…… 最近はやっと報道陣も来なくなって本当に良かったよ…… もう、こりごりだ……」 事件の被害者であり、主犯の…

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催眠道化師(78)

 三枝 枝里子と反町の逮捕は、マスコミによって大きく報道された。 社会の悪を暴く美人人気キャスターと、カリスマイケメン経営者の逮捕に世間は大きな衝撃を受けた。  事件の詳細は連日、ニュースやワイドショーなどで報道され、政界や財界への関与なども疑われており、マスコミは激しい報道合戦を続けていた。 三枝が澪奈を陥れるために起こしたという事実が報道されると、マスコミは事の真相を澪奈に聞こうと、澪…

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催眠道化師(77)

 「まどかさん。 今、立花さんから連絡があり、『闇の催眠術師』 の正体は人気キャスターの三枝 枝里子だったそうです……」 澪奈から事件の解決の報告があり、北条は、『催眠魔女』 のリーダーである、まどかに事件の解決を伝えた。  「三枝 枝里子……? 立花さんの話では、彼女も一緒に事件の詳細を調べていたはずじゃ……」 まどかは、『闇の催眠術師』 の正体が三枝 枝里子だと聞き、少々驚いた様子だっ…

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催眠道化師(76)

 「澪奈、怪我は無いかい?」 秀人は戦いが終わった澪奈の身を案じていた。   「私は大丈夫。 秀人さんこそ大丈夫なの?」   「俺も大丈夫だよ!! ただ、ちょっと素手で殴りすぎたせいか、拳をかなり痛めたけど……」 秀人の拳は殴った相手の返り血と、拳の皮がめくれて血まみれだった。 元ボクサーの秀人だが、これほど人を素手で殴った経験は無かった。   「大丈夫なの?! 早く病院に行か…

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催眠道化師(75)

 『愛』 の心を取り戻した澪奈の瞳はかつてない輝きを放っていた。 眩いばかりに輝き、その輝きには憎しみを浄化していく力があった。 その力が、三枝の憎しみの催眠空間を瞬く間に消滅させていく……  「消える…… 憎しみの催眠の力が…… あの光は何なんだ?! 今までの立花 澪奈じゃない!! これが、『催眠魔女』 の真の力なのか……」 三枝は澪奈から沸き起こる強い力を感じていた。 自分とは全く性質…

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催眠道化師(74)

 澪奈は三枝の挑発に乗せられ、三枝に対する憎しみの心を増大させていった。 数々の澪奈を陥れるための卑劣な策略…… その策略によって多くの人間が三枝の犠牲となった。 愛する秀人も…… 秀人の友人も…… その恋人も…… 無関係の人間を巻き込み、貶めていく……  澪奈の心の中を埋め尽くしていくのは、三枝に対する怒りと憎しみ…… (許せない!! 絶対にあなたを許してはおけない!!) 心を埋め尽くす…

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催眠道化師(73)

 (こいつら、どうやったら倒せるんだ……) 秀人は心の中で呟いた…… 三枝の催眠術によって、『催眠狂人』 となった反町に、いくらパンチを浴びせても倒れない…… 秀人の拳はもう悲鳴を上げていた。   「殺すっ!! 神山、ぶっ殺してやるっ!!」 反町は狂ったような目で秀人を睨み付けながら吼える。 反町は衰えるどころか、攻撃を食らえば食らうほど秀人への殺意が増幅していった。  坂崎を襲う工…

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催眠道化師(72)

 『闇の催眠術師』 である三枝 枝里子の、『闇の催眠』 が三人に襲い掛かる!!  「秀人さん!! 坂崎さん!! 三枝さんが催眠術を使い始めたわ!! あの黒い渦を見ないように気をつけてっ!!」 澪奈が二人に警戒するように言った。 催眠術師でない二人では、三枝の背後に浮かぶ、『闇の催眠』 の力に対抗することは出来ない。 対抗できるのは、『催眠魔女』 である澪奈だけだった。  「わかった!…

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短編小説 『聖ヒプノ修道院』

 ヨーロッパの中央の山々が取り囲む美しい湖の湖畔に、『催眠聖女』 達の聖地である、『聖ヒプノ修道院』 がひっそりと佇んでいる。  この、『聖ヒプノ修道院』 には、世界の平和と正義を神に祈る、多くの修道女達が、『催眠聖女』 となるために、日々神に祈りを捧げながら生活をしている。  そして、『聖ヒプノ修道院』 から誕生した、『催眠聖女』 達は、神の名の下に世界の平和と正義を守る為に活動を…

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短編小説 「マリンの催眠日記 その4 後編」

 「何かしら…… この胸が詰まるような感覚は……」 マリンは異変を感じていた。 今日は、『たけのこ学園』 に遊びに行く予定のマリンだったが、学園に近づくにつれて異様な雰囲気を強く感じ始めていた…… 息が苦しい…… 全身に鳥肌が立つ…… 足が動かない…… こんなことは初めての経験だった……  「おかしい…… まるで身体が何かに怯えてるみたい…… 学園に何かがあったのかしら……」 マリンは学園…

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短編小説 「マリンの催眠日記 その4 前編」

 『たけのこ学園』 の園長である安西は頭を抱えていた…… 学園の運営が行き詰まっていたからだ…… 特に財政面が厳しく、寄付や自治体からの援助が大幅に減っている状況だった……  このままでは学園を閉鎖しなくてはならない…… しかし学園の子供たちは学園が閉鎖になれば何処にも行き場が無い…… 子供たちの為にも、何としてでも学園の閉鎖だけは免れなければならなかった……  だが、現実にはもう頼…

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催眠道化師(71)

 反町が拳銃を取り出し、三人に狙いを定める。 冷たく黒光りする銃口に狙われた三人は、その場から動くことが出来なかった……  「く…… 卑怯な……」 どこまでも卑劣な反町の凶行に秀人は唇を噛んだ……   「反町っ!! この卑怯者!! 男なら素手で勝負しなさいよ!! 拳銃なんか出して、どこまでも恥知らずで、みっともない奴!! この短小包茎野郎っ!!」 拳銃に狙われていても、澪奈は全く怯ん…

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催眠道化師(70)

 『闇の催眠術師』 の正体である三枝が、その邪悪な本性を現したことで、秀人と澪奈は激しく動揺していた……  「三枝さん…… どうして? 私はあなたを大学時代から尊敬していたのに…… 私たちは友達でしょ……?」 澪奈はまだ信じられなかった。 なぜ、三枝が自分を陥れようとしているのかわからない……   「友達面しないでもらいたいわね…… 言ったでしょ!! 私は大学時代からあなたのことが大…

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催眠道化師(69)

 「さ、、、、坂崎!! お前、北海道に行っていたんじゃ……?!」 北海道に行っていたはずの坂崎が、突然姿を現したことに工藤は動揺を隠せなかった。 反町も同じである。 二人は何がどうなっているのか状況が理解できなかった。  「坂崎さん!! 北海道に行ったんじゃないんですか?」 当然、秀人も反町達と同じように状況が理解できなかった。 澪奈にいたっては、驚きのあまり、まるで狐につままれたような表…

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催眠道化師(68)

 「こいつ…… 一体何を考えてるんだ……?」  秀人からの予想外の提案に反町は戸惑いを感じていた。 ここまで、自分を犠牲にする人間には会ったことが無い…… 人を利用し、食い物にしていく反町には秀人の思考が読めない……  「どうする反町? 俺と三枝さんとの交換に応じるのか? それとも、まさか俺の提案に怖気づいたか?」 秀人が戸惑う反町を挑発した。 これも秀人の賭けだった。 プライドの高…

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催眠道化師(67)

 秀人と澪奈の二人は、三枝 枝里子を取り戻すため、反町の指定した場所へと向かった。 指定された場所は、埠頭にいくつもの倉庫が立ち並ぶ場所であったが、すでに夜になっていたので、人も気配は全く無かった。  「何か凄く静かだ…… 人の気配が全く無い……」 秀人は不気味な静けさに不安を感じていた。 人が全くいないことが、より不安を掻き立てる……  「本当に誰もいないわ…… 確かに取引をするに…

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2016年 あけましておめでとうございます!!

 『催眠魔女の虜』 のファンの皆様、新年あけましておめでとうございます!!  昨年は、多くのファンの方々に作品を読んでいただき、本当に感謝しております!! 今年もよろしくお願いいたします!!  このブログも、昨年の11月で五年目を迎えました。 このブログを始めた時と比べて、最近は女性の催眠術師が増えてきているのではないかと感じています!!  これはとても嬉しいことですね!! 今…

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短編小説 『スーパーマンの秘密……』 後編

 「いいわよ…… じゃあ、まずはチンチンが気持ちよくなる魔法をかけてあげるわね…… チンチンを隠してる手をどけなさい……」 エビルエナが股間を隠していた手をどけるように言った。  エビルエナの指示通り、股間を隠していた手をスーパーマンはどけた。 股間は先ほどよりもさらに大きく膨らんでいた。  「さぁ、いくわよ…… スーパーマンのチンチンよ、気持ちよくなぁ~~~れぇ~~~……」 エビル…

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