催眠魔女 第二部(10)

まどかの話を聞いた敬一は驚いていた。 まどかと長沢社長との間にそんな出来事があったなんて… 敬一は驚きを隠せなかった。 戸惑っている敬一にまどかは、「この前長沢さんに敬一さんの様子を話したらとても喜んでおられました。新しい仕事も決まって、頑張っていると伝えておきました。 ただ…」 まどかが心配そうな表情を浮かべた… 敬一は俯いてしまった。 まどかが何を言いたいのかがなんとなくわ…

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催眠魔女 第二部(9)

まどかの催眠術によって、落ち着きを取り戻した長沢は事のいきさつを話し始めた… 「私は小さな町工場を経営しているのですが、この不況によって経営は行き詰まり従業員にまともに給料も払えない状況になってしまいました… 銀行の融資は打ち切られ、親戚や友人からも借金をして何とか頑張ってきましたが、もはやどうすることも出来なくなってしまって…」 長沢はうっすらと目に涙を浮かべていた。 まどかは長沢…

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催眠魔女 第二部(8)

まどかは長沢社長とのいきさつを静かに話し始めた。 それは敬一と出会う少し前のこと… まどかは妹と会いその帰り道、徒歩で歩いていた。そして路地を曲がったところ一人の男性と衝突した。 まどかと男性はお互い転倒して、男性の手提げカバンから書類やら何やらが散乱してしまった。 「す…すみません!!」 男性はまどかに謝り、あわててカバンの中身をかき集め始めた。 「いえ、こちらこそす…

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催眠魔女 第二部(7)

何かとても柔らかく、暖かいものに包まれているような感覚を感じながら敬一は目を覚ました。 目を覚ますと、そこはいつも見慣れた自分の部屋の風景では無かった。「ここは・・・?」 敬一は寝起きで頭がぼんやりしている。 「そうだ!! 確かまどかさんに部屋に招かれて、誕生日のお祝いをしてもらったんだっけ・・・」 敬一は思い出した。 そして、敬一は右手を握られている感触に気づいた。フッと右手…

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催眠魔女 第二部(6)

まどかは敬一に寄り添い、ぬくもりを感じていた。 敬一の優しい心が身に染みて、とても心地よかった。 敬一は何とも温かい。 さっきまでは、まどかが敬一に快感を一方的に与えていたが、今は敬一に快感を与えられている。 これはまどかも予想していなかった。 敬一はぎこちない手でそっとまどかの肩を抱いているが、その手からは愛情が感じ取れた。 その心地よさにまどかは眠気を感じていた。  …

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催眠魔女 第二部(5)

敬一はベッドに座って、まどかが来るのを待ちわびていた。 もうすぐまどかが催眠術で眠くさせてくれるのが嬉しくて堪らなかった。 敬一はすっかりまどかの催眠術の虜になってしまった。 しかし、まどかは一体何者なのだろうか? 最初に会ったとき、敬一はまどかを魔女だと思ったが、今でもどこかそうではないかと思っている。 恐ろしい程の美貌に催眠術の使い手であり、性技は女性経験のない敬一でも、その技がずば抜…

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催眠魔女 第二部(4)

敬一はすっかりまどかに甘えている。 催眠術で甘えるように暗示を与えられていることもあるが、今まで人に甘えたことが無い敬一は初めて自分を甘えさせてくれるまどかにすっかり心を許してしまった。 まどかはとにかく優しい・・・ 母親のように無条件に愛情を注いでくれる。  敬一は幼いころに母親を事故で亡くしている。 母親の記憶は無く、ずっと父親と二人で暮らしていた。 父親は敬一を育てるため…

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催眠魔女 第二部(3)

まどかと敬一は二人そろって風呂場へと向かった。 風呂場はとても大きく、二人一緒に入っても十分な広さがあり、ジャグジーやミストなども付いていた。 「敬一さん。お風呂に入る前に敬一さんにちょっとおまじないをかけますね」 まどかはにっこりと笑いながら言った。 「お、おまじないですか?・・・」 敬一は一体何なのだろうと思っていると、まどかが敬一の目の前に右の人差し指を出した。 まどかは…

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催眠魔女 第二部(2)

まどかはご機嫌だった。 握った手からご機嫌なのが敬一に伝わった。 敬一は、この人は本気で喜んでいるんだな。 最初に会ったときとはずいぶん印象が違うなぁと感じていた。 最初に会ったまどかは、どこか人間味のない冷たい感じがしていたが、今日のまどかは良く笑うし、すねたり、泣きそうになったりと非常に感情が豊かだ。 あの夜、自分に催眠術をかけて、強制的に射精させた上に、記憶まで消した人間…

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催眠魔女 第二部(1)

<ありがとうございました> ゲームショップから嬉しそうに敬一が出てきた。 今日は敬一の大好きな人気シリーズのテレビゲームの新作が発売されたのだ。 三ヶ月前に以前勤めていた工場が倒産して仕事を失ったが、直ぐに新しい職場が決まった。 新しい職場は、従業員20人ほどの印刷会社で、家から電車で30分ほどの場所にある。 給料はそれほど高くはないが、一人で暮らす敬一には十分な額だった…

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