短編小説 『催眠魔女の贈り物』 (3)

 まどかはまず、正樹の父親に会って話を聞くことにした。 校長から許可を貰い、事前に正樹の父親に連絡をして、授業の空いている時間帯に正樹の家を訪問した。  正樹の父親はサラリーマンをしており、この日は会社を休んで、新しく担任になったまどかと会うことになった。  「初めまして。 新しく正樹君の担任になった、君島 まどかです」   「こちらこそ初めまして。 正樹の父です。 いつも正樹…

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短編小説 『催眠魔女の贈り物』 (2)

 「あら、まどか…… 久しぶりね!! あなたから電話なんて何か嫌な予感がするわ……」 まどかは幼馴染であり親友のスーパー弁護士、『真宮 龍子』 に電話をかけた。  「龍子、悪いけどあなたに頼みたいことがあるんだけど……」  「やっぱりね…… あなたから電話があった時からそんな予感がしたわ。 あなたから電話があるときは、いつも面倒なことばかり頼まれるから…… いつも勝手なお願いばかり……

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短編小説 『催眠魔女の贈り物』 (1)

 「きれーーいっ!!」  「スーパーモデルみたい……」  五年三組の教室はざわついていた。 その原因は校長先生の横に見慣れない女性がいたからだ。  「はい。 みんな静かにしてください。 暫く出産でお休みする田中先生の代わりに、このクラスの新しい担任になる、『君島 まどか』 先生です!!」 校長先生が新しく担任になった、まどかをクラスの子どもたちに紹介した。  子どもたちは…

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